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シャルケ ケラー監督解任!後任は元チェルシー監督のディマッテオ氏

[ 2014年10月7日 16:13 ]

解任されたシャルケのケラー監督(AP)

 DF内田篤人の所属するドイツ・ブンデスリーガのシャルケは7日、イェンス・ケラー監督(43)を解任したと発表した。後任には12年にチェルシー(イングランド)を欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝に導いたイタリア人のロベルト・ディマッテオ氏(44)が就任することも併せて発表された。

 昨季3位のシャルケはMFファルファン、内田ら主力のケガ人が多かったこともあり、リーグ戦2勝2分け3敗の11位と低迷。内田が復帰してからは調子が上向き、9月27日に行われたドルトムントとの“ルールダービー”では2―1で勝利した。しかし、同30日ホームでの欧州CLマリボル戦で引き分けると、4日ホッフェンハイム戦で敗れたことで、ケラー監督の解任が噂されていた。

 後任のディマッテオ氏はアーラウ(スイス)、ラツィオ(イタリア)を経て、96年にチェルシーに加入し、02年まで現役で活躍。イタリア代表としても96年欧州選手権イングランド大会、98年W杯フランス大会に出場するなど、34試合で2得点を記録している。

 引退後はロンドンでレストランを営んでいたが、08年3部に昇格したばかりのミルトンキーンズ・ドンズの監督として、指導者としてのキャリアをスタート。3位という好成績でリーグを終えると、09年夏には当時2部に降格したウェストブロミッジの指揮官に就任。攻撃的なサッカーを披露して、ニューカッスルに次ぐ2位でプレミアリーグ(1部)昇格に導いた。しかし、昇格1年目のシーズン途中に、成績不振で解任された。

 11年夏チェルシーのアシスタントコーチに就任すると、12年3月ビラスボアス監督解任に伴い、暫定的に監督に昇格。リーグ戦では6位だったが、欧州CL決勝でPK戦の末にバイエルン・ミュンヘンを下し、初優勝をもたらした。翌シーズンから2年契約で正式な監督として指揮を執ったが、わずか5カ月後の12年11月に成績不振から解任された。

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