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ローマ トッティ弾でレアル撃破 開始前に握手拒否など緊迫ムード

[ 2014年7月30日 13:37 ]

<Rマドリード0―1ローマ>競り合うRマドリードのMFベイル(左)とローマのMFケイタ(AP)

親善試合 ローマ1―0レアル・マドリード

(7月29日 アーリントン)
 ローマ(イタリア)とレアル・マドリード(スペイン)のプレシーズンマッチが29日、米国・アーリントンで行われ、1―0でローマが勝利した。ローマの新加入MFケイタがRマドリードのDFぺぺと試合開始前の握手を拒否するなど、親善試合とは思えぬ緊迫した内容となった。

 ローマはDFベナティア、MFトッティ、MFピャニッチらとともに、今夏加入したDFアシュリー・コール、MFケイタ、FWイトゥルベが先発。Rマドリードはアーセナル(イングランド)への移籍が噂されるGKカシージャスや、DFぺぺ、DFラモス、MFモドリッチ、MFベイルら主力がスタメン出場した。

 試合開始前の握手では元バルセロナでバレンシア(スペイン)から加入したケイタが、宿敵だったぺぺとの握手を拒否し、給水用のボトルが飛ぶ緊迫した事態に。試合は開始からRマドリードがローマを圧倒すると、同3分モドリッチのFKにラモスが頭で合わせるも、惜しくも枠を外れる。前半はRマドリードの一方的な展開も、得点を奪えずに0―0で終了。

 後半に入るとRマドリードが控え組を投入したこともあり、ローマが反転攻勢に出る。後半13分ケイタが右サイドのMFフロレンツィにパス。フロレンツィの右クロスに飛び込んだトッティが合わせて、ゴール左に決まり先制。その後もローマが優位に展開するが追加点は生まれず、ローマが逃げ切った。

 終盤には観客が次々とピッチに入り込み、数分間中断したり、ローマのFWボリエッロがDFカルバハルに激しい守備してもめるなど、後味の悪い試合となった。

 ローマは米ツアー3試合目で初勝利で、次戦はインテル・ミラノとの同国対決。Rマドリードは同ツアーいまだ未勝利で、次戦はマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)と対戦する。

 今夏Rマドリードに加入したコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス、ドイツ代表MFクロースは8月より合流予定。パリSG(フランス)への移籍が噂されるアルゼンチン代表MFディ・マリアも来月から合流予定となっている。

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