東京Ｖ　恩師率いる京都に３戦負けなし　今季移籍の田村がＶ弾

Ｊ２第２４節 東京Ｖ１―０京都　

（7月30日 味フィ西）
　東京Ｖは１２年９月まで３シーズン指揮を執った川勝監督率いる京都を１―０で下し、３戦負けなしとした。

　前半３８分に今季Ｊ１仙台から加入した田村が決めた移籍後初ゴールが決勝点。東京Ｖユースからトップチームに上がれず、紆余曲折を経て“古巣”に戻り、いきなり主将の大役を務める２９歳は「ヴェルディに帰って来て初ゴールだけど、まだまだ気が抜けない。連勝がかかってるので次も頑張りたい」と喜びに浸りながらも気を引き締めた。

　試合会場には東京Ｖ時代に川勝監督とＪ１昇格を目指し、その後は他クラブへ移籍した選手たちも多数駆けつけ、古巣と恩師が率いるチームの試合を熱心に観戦。試合の前後には、現在も東京Ｖでプレーする選手も含め次々と川勝監督のもとに挨拶へ訪れ、旧交を温めた。

　また、７月１３日に鳥取県のとりぎんバードスタジアムで行われた天皇杯２回戦・鳥取戦の応援のためスタジアムに向かっている途中に交通事故で亡くなった京都サポーターの男子大学生（２２）のため、東京Ｖサポーターから「Ｊリーグを愛した仲間へ哀悼を」と書かれた横断幕も掲げられた。