２大会連続得点王は逃すも…ミュラー大興奮「不思議。信じられない」

ピッチ上で雄叫びをあげるドイツのミュラー（ＡＰ）

Ｗ杯ブラジル大会決勝 ドイツ１―０アルゼンチン

（7月13日 リオデジャネイロ）
　史上初となる２度目かつ２大会連続の得点王も射程に入れていたドイツのミュラー。この日は無得点で快挙は逃したが「何て言ったらいいのか分からない、不思議な感覚。信じられないよ」と大興奮。個人の記録より、チームの優勝が何よりもうれしかった。

　両チームともに集中力を切らさない粘りを見せ試合は延長に突入。その後半８分、途中出場のマリオ・ゲッツェが胸トラップから左足ボレーで決勝弾を放った。「交代で入ってすぐゴールだなんて、すごいよ」と２２歳のヒーローをたたえたミュラー。「素晴らしいチームだと思ったいた」と、すでにトレーニングキャンプの時から手応えをつかんでいたという。「“自分たちはやれる”と言っていたんだ。だから、今、この優勝という場所に立っている」。チームと自分を信じた末に頂点にたどりつき、胸を張った。