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審判が意図的にイエローカードを出さない? FIFA 噂否定「バカげた話」

[ 2014年7月8日 16:23 ]

ブラジルとコロンビアの一戦でイエローカードを出すカルバージョ氏

 W杯ブラジル大会準々決勝で、コロンビアのDFファン・スニガがブラジルのFWネイマールに激しく衝突。このプレーでネイマールは腰椎の骨折の大ケガを負って今大会からの欠場を余儀なくされた。この一戦でのファウルは今大会最多の54個。そのうちネイマールへのファウルを含め、イエローカードが出てもおかしくない激しいファウルが41個あり、この試合で主審を務めたカルロス・ベラスコ・カルバージョ氏は現在、批判にさらされている。

 今大会、1試合平均のイエローカードの数は2・8枚。06年の4・8枚、10年の3・8枚に比べて少ない。そんな中、FIFAのマッシモ・ブサカ主任審判が試合を盛り上げるためにカードをあまり出さないようと審判たちに指示を出しているのではないかという噂が流れている。

 FIFAのスポークスマンであるウォルター・デ・グレゴリオ氏は「その噂が本当ならば、FIFAは選手たちにケガをしろと言っているようなもの。我々は選手たちを守ることが最重要と考えている。そんなバカげた話があるわけない」と怒りをあらわにし、「ファウルは試合の一部」とこの噂を強く否定した。

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2014年7月8日のニュース