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岡崎 目の上5針縫っても“頭魂”!ヘッド連発初練習

[ 2014年6月10日 05:30 ]

ミニゲームでヘディングシュートを見せる岡崎

 ケガにも負けず、代名詞の“ダイビングヘッド”を敢行する。6日の親善試合ザンビア戦で右目上を負傷して5針縫った岡崎が、ブラジル入り後の初練習で疲れも見せずにフルメニューを消化。患部をテープでグルグル巻きにする痛々しい姿だったが、ゴール前のチャンスでは頭から飛び込むこともいとわない覚悟を示した。

 「頭は全然大丈夫。そこまで痛くない。患部にボールを当てなければ。目も見えているし、プレーに影響はない」

 米国からブラジルに移動する機内では細心の注意を払った。気圧の変化で患部が腫れることを懸念し、テーピングで患部を圧迫。W杯初戦となる14日のコートジボワール戦までは包帯を巻き続ける可能性があるが、8日の練習では迷わずヘディングシュートを放つなど負傷の影響は感じさせなかった。

 イトゥの誓いも立てた。宿舎では「ここで3試合戦えるのは楽しみ。だけど3試合で終わりたくない」とイレブンと話し合った。「たくさんの人が応援してくれている。いよいよ始まったなという思いがあるし、絶対に決勝トーナメントまで進出したい。(1トップに入る)クラブの時は守備を意識していないけど、サイドMFの時は戻らないといけない。攻守に戦って自分の良さを出すことを考えたい」と決戦の地に入り、気持ちを新たにした。

 昨年のコンフェデ杯1次リーグのイタリア戦ではDFデロッシ(ローマ)の前に飛び込み頭でゴール。3戦全敗のチームにあって、2得点と気を吐いた。今季マインツでは日本人の欧州主要リーグでの記録を更新する15得点をマーク。W杯南アフリカ大会ではサブに甘んじたが、4年間で日本が誇るストライカーに成長した。サムライストライカーはたとえ血染めになっても、日本の勝利のために頭をなげうつ。

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