×

U―21名前売れ!手倉森監督 練習公開で注目度&成長期待

[ 2014年4月15日 05:30 ]

原則として公開練習を続けていく方針を示したU―21日本代表の手倉森監督

 16年リオデジャネイロ五輪出場を目指すU―21日本代表の手倉森誠監督(46)が14日、東京都文京区のJFAハウスで取材に応じ、今後も原則として公開練習を続けていく方針を示した。積極的にメディアなどに露出することで、チームや選手を世の中に売り出し、五輪本番へ向けて注目度を上げていく。

 隠さずに勝ちます。U―21日本代表を率いる手倉森監督が、練習を原則として公開することを約束した。「大会中は緊張感を高めたり、対戦相手との駆け引きで試合前日は(非公開練習が)あるかもしれない」と例外を示しながらも、「紅白戦や戦術練習を隠す必要はない。オープンにしたい」と話した。初めて指揮を執った1月のU―22アジア選手権、3月の東京合宿でも非公開練習を行っておらず、貫く考えだ。

 そこには、チームと選手を売り出したい考えがある。「まだまだ知名度のある選手がいない。名前や顔を覚えてもらいたい選手がたくさんいる。注目を集める中で活動することで成長が加速する」と、注目という“負荷”をかけ、選手を鍛え上げたい狙いだ。さらに「名前が広まることで有頂天になる選手と、プレッシャーを感じる選手も見極められる」とニヤリ。選手の個性を把握する一助にもしていく。

 もちろん、自らの成長にも力を割く。6月下旬にはW杯ブラジル大会を視察する予定。「1次リーグの駆け引きの仕方を試合を通して見られれば」と意図を明かす。9月のアジア大会(韓国・仁川)。五輪予選。そして本番。いずれもセントラル方式で開催されるため、世界トップの戦いを見ながらシミュレーションする。五輪で使われるリオデジャネイロ、サンパウロの競技場を視察する予定で、現地の雰囲気を生で体感する狙いもある。2年後をベストの状態で迎えるために準備を整えていく。

続きを表示

2014年4月15日のニュース