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横浜、FW斎藤学の2発で逆転勝利!決勝T進出は22日の直接対決で決着へ

[ 2014年4月15日 21:19 ]

<横浜・全北>後半、勝ち越しゴールを決め、ガッツポーズする横浜・斎藤

ACL1次リーグG組 横浜2―1全北

(4月15日 日産ス)
 サッカーのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)は15日、各地で1次リーグ第5戦が行われ、G組の横浜はホームで全北(韓国)に2-1で逆転勝利を収めた。その結果、G組は全4チームが勝ち点7で並ぶ大混戦となり、決勝トーナメント進出チームは22日の最終節で決定することとなった。

 横浜は第4戦終了時点で勝ち点4のG組4位。引き分け以下なら敗退が決まる可能性がある崖っぷちの1戦として第5戦を迎えた。勝つしかない状況で、昨季の2位躍進に貢献したDFドゥトラ(40)が2月22日の富士ゼロックス・スーパー杯以来2カ月ぶりに復帰し、左サイドバックで先発。攻撃陣は1トップにFW伊藤翔(25)を置き、トップ下には元日本代表MF中村俊輔(35)、左MFには日本代表MF斎藤学(24)という4―2―3―1システムで臨んだ。

 だが、前半7分にGK榎本哲也(30)がシュートを弾いたボールをゴール前に詰めていたMFハン・ギョウォンに押し込まれて先制を許し、前半を0―1で終了。

 ハーフタイムには、先に試合を行っていた同組のもう1試合でメルボルン(オーストラリア)が昨季王者の広州恒大(中国)に2―0で勝利。結果に関係なく、この日、横浜の敗退が決まることはなくなった。

 とはいえ、全北に逆転勝利を収めて22日の1次リーグ最終戦・広州恒大戦に向けて少しでも有利にしたい横浜・樋口靖洋監督(52)は、後半からシステムを4―4―2に変更。右MFで先発していた兵藤慎剛(28)をベンチに下げてFW藤田祥史(31)を投入し、伊藤と藤田の2トップに変更するとともにトップ下で先発した中村を右MFに配置替えして後半に臨んだ。

 後半開始当初こそなかなかシュートを打てなかった横浜だが、19分、左スローインにうまく体を回り込ませた斎藤が右足を一閃(せん)。思い切りよく狙ったミドルシュートはクロスバーに当たってからゴール右に吸い込まれる同点弾となると、そのわずか1分後の20分にも相手のミスに乗じた斎藤が無人のゴールに右足シュートを叩きこんで、あっという間に逆転に成功した。3月23日に一般女性と婚姻届を提出した斎藤にとっては、結婚後初ゴールとなる嬉しいACL初得点と2点目となった。

 横浜は後半31分にドゥトラに代えてDF奈良輪雄太(26)、38分には斎藤に代えてMF三門雄大(27)を投入して守備を固め、最後は元日本代表DF栗原勇蔵(30)らがゴール前で体を張って逃げ切った。

 横浜が勝ったことで、G組は全4チームが勝ち点7で並ぶ大混戦に。すべての決着は22日に行われる最終節の結果に託されることとなった。

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2014年4月15日のニュース