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香川超え見えた!!岡崎 2発で日本人最多弾更新も視野に

[ 2014年3月17日 05:30 ]

ホッフェンハイム戦の終了間際、自身2点目のゴールを決めたマインツの岡崎(左)

 マインツの日本代表FW岡崎慎司(27)がフル出場した15日のホッフェンハイム戦で今季4度目の2得点をマーク。今季リーグ戦の通算ゴールを11としドイツ移籍後4シーズン目で、欧州主要リーグでは日本人5人目となる2桁ゴールに到達。5日のニュージーランド戦で国際Aマッチ通算38得点に伸ばし日本歴代3位に浮上した岡崎がW杯へ調子を上げてきた。

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 岡崎がついに大台に乗せた。2―2の後半30分に意外にも今季初のヘディング弾で2桁得点を達成すると、ロスタイムには右足で“おまけ”のダメ押し弾。「2桁得点を前に足踏みとか聞こえてきたんで。ホッとしていますね」。王手をかけた1月25日のシュツットガルト戦から7戦目での達成に岡崎は息をついた。

 今季リーグ戦11得点。ドイツ移籍4季目にして自身初の2桁ゴールを達成した。欧州主要リーグでの2桁得点は中田、高原、香川、ハーフナーに次ぐ5人目となる快挙だ。11~12年にドルトムントで13得点した香川と同じ出場24試合目での11得点。当時の香川は残り7戦だったが、岡崎は9戦を残し“香川超え”も視界に入る活躍。試合後にはスタンド前に呼ばれ、喜びのあまり?ユニホームを女性サポーターに贈った。「あげたくなかったんですけど、誕生日だからと言われて。だから断る理由もなく。でも、とりあえず良かった」と照れ笑いで振り返った。

 試合中のシステム変更が奏功した。この日は2トップの一角でスタート。だが、後半14分から布陣を4―2―3―1に変更し、岡崎は1トップに入った。「個人的にはこのチームは2トップより1トップの方が機能するのかなあと思っていた」。日本代表では2列目の右MFが主戦場ながら、ザッケローニ監督も「オプションの一つ」というのが岡崎の1トップ。最前線で真価を発揮した。

 本田、香川が所属クラブで苦戦。内田、長谷部が負傷離脱と暗いニュースが多いザックジャパンにあって胸のすくような活躍。記録への重圧からもようやく解放された岡崎は「ちょっと気が楽になって良いプレーが出ることもあると思う」。ちゃめっ気たっぷりにさらなる活躍を誓っていた。

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2014年3月17日のニュース