香川出番なし…マンＵ　ホーム３失点完敗で欧州ＣＬ圏確保困難に

リバプール戦でレッドカードを受け退場となるマンチェスターＵのＤＦビディッチ（左）

　日本代表ＭＦ香川が所属する６位マンチェスター・ユナイテッドは本拠で３位リバプール戦と対戦。イングランド代表ＭＦジェラードにＰＫを２本決められるなど０―３で敗れ、欧州リーグカップ戦出場圏外となる７位に順位を落とした。香川はベンチ入りするも、アップすら行う機会も与えられず出番なしに終わった。

　試合は前半３４分、ＤＦラファエルがウルグアイ代表ＦＷスアレスの巧みなトラップに思わず手を出してしまいＰＫ判定。これをＭＦジェラードに冷静に決められ先制を許すと、後半１分にもＰＫを献上。再びジェラードにゴールを奪われリードを広げられてしまう。

　２点を追いかけるマンＵだったが同３２分、今度はセルビア代表ＤＦビディッチがエリア内でイングランド代表ＦＷスターリングの足を引っ掛けたとしてこの試合３度目のＰＫ判定。このピンチではジェラードのシュートが左ポストに直撃しゴールこそ生まれなかったものの、ビディッチは２枚目のイエローを受け退場となる。

　１人少なくなったマンＵは守備のバランスを失い後半３９分、ＦＷスアレスに追加点を奪われ万事休す。残っていた最後の１枚の交代カードもＤＦファーディナンドの投入に使われてしまい香川に出番は訪れなかった。

　これで１試合消化の少ない６位エバートンとも勝ち点差３に開いてしまい、残り９試合で欧州ＣＬ出場権となる４位以内確保へますます困難な状況に追い込まれてしまった。