×

曽ケ端“ダヴィのおかげ”豊田PK止めた!首位攻防戦で完勝

[ 2014年3月16日 05:30 ]

<鳥栖―鹿島>後半、3点目を決め喜ぶ鹿島・豊川(19)と飛び付いて祝福する遠藤

J1第3節 鹿島3―0鳥栖

(3月15日 ベアスタ)
 首位攻防戦で鹿島が完勝した。鳥栖相手に敵地で3―0。開幕から3戦連続無失点は3冠を達成した00年の第1ステージ以来で、文句なしのスタートダッシュ成功だ。

 分岐点は2―0の後半23分だった。青木がエリア内で相手を倒しPKを与えた。キッカーは日本代表の豊田。押し込まれる展開の中、1点差に迫られればプレッシャーとなったが、元日本代表GK曽ケ端が右に跳んで見事セーブした。

 守護神を“アシスト”したのはダヴィだった。曽ケ端は「最初は逆に跳ぼうと思った」というが「(豊田の背後にいた)ダヴィが右、右と指さしていた」ととっさに方向を変更。その読みが当たり、試合の流れを引き戻した。ダヴィは「豊田のPKを去年、何回か見て右に蹴っていたのを覚えていた」とニヤリ。2得点にも絡み攻守にMVP級の活躍を見せた。

 快勝にも主将のMF小笠原は「危ないシーンもあった。このままで良いと思ったら、いつか痛い目を見る」と話し、曽ケ端も「改善点はある」とかぶとの緒を締めた。高卒2年目FW豊川はプロ初得点。思い切りのいい若手と手綱を締めるベテランとが融合する鹿島の連勝街道は、まだまだ止まりそうにない。

続きを表示

2014年3月16日のニュース