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清掃員らストでリオの街、ごみだらけ…W杯懸念も

[ 2014年3月9日 07:37 ]

 ブラジル・リオデジャネイロで市営の清掃会社に勤務する清掃員らのストライキが長期化し、路上にごみがあふれている事態が続いている。一部清掃員は6月に開幕するサッカー・ワールドカップ(W杯)開催中にもストを行う可能性があり、市当局は事態打開を急いでいる。

 ストは、世界的に有名なリオのカーニバル開催中の今月1日に開始。市当局と組合の交渉は3日に9%の賃上げで妥結したが、一部清掃員は一層の賃上げを求めてストや抗議デモを続けており、路上には多くのごみが散乱したままだ。

 カーニバル期間中は国内外から多数の観光客が訪れ、未明まで市内各所でパーティーが続いたため、ごみの量は通常よりかなり多かった。南半球のリオは夏場のため、腐敗が進んで異臭を放つごみも多く、市民らは困惑している。(共同)

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2014年3月9日のニュース