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西野監督 名古屋初勝利 「厳しい試合」も采配さえた

[ 2014年3月9日 06:07 ]

<Jリーグ 大宮・名古屋>大宮に勝利した名古屋・西野監督(右)は闘莉王と握手

J1第2節 名古屋2―1大宮

(3月8日 NACK)
 名古屋での初勝利、通算245勝目に西野監督は「アウェーで厳しい試合を予想していたが、その通りになった。積み重ねてきたものがあってきょうがある」と振り返った。Jリーグ458度目の指揮のベテラン。大宮の猛反撃には厳しい表情を見せたが、後半17分には永井と田口を同時に投入するなど采配もさえた。

 指導者になったのは91年でまさに日本サッカーの変革期。96年アトランタ五輪でブラジルを破り、98年から柏の監督を務め、G大阪を強豪に育てた。

 勉強家で戦術やチームづくりに対する熱意は凄い。特に元日本代表監督のオシム氏には傾倒していた。Jリーグでは試合前に両チームの監督と審判団がマッチコミッショナーを交えてミーティングを行う。G大阪監督時代には当時千葉を率いたオシム氏と延々サッカー談議をした。お互いに認め合った者同士だからこそのやりとり。そうしてオシムサッカーを吸収して自分のものにしていた。こんな日本人監督は他にいない。名古屋がどう変わっていくか楽しみだ。

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2014年3月9日のニュース