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ザック監督リクエスト J前線基地をW杯仕様へ 芝へ強いこだわり

[ 2014年3月8日 05:30 ]

 6月12日開幕のW杯ブラジル大会で日本代表が前線基地を置く、サンパウロ州イトゥ市の「スパ&リゾート」で日本代表用の新ピッチ建設が進んでいることが7日、分かった。関係者によれば、ザッケローニ監督、日本協会からのリクエストを受けたもので、日本がイトゥ入りする6月上旬までに完成する予定という。

 施設内には従来から2面のピッチがあるが、そのうち1面の天然芝を全面的に張り替え。さらにFIFA規定(105メートル×68メートル)に沿った大きさに“改装”される見込みだ。ザッケローニ監督も「ピッチなども順調に仕上がってきているとの情報を得ている」と、完成を心待ちにしている。

 日本サッカー協会の芝へのこだわりは強い。16強入りした10年W杯南アフリカ大会では事前合宿地となったスイス・ザースフェーでも約50万スイスフラン(当時約4300万円)を投じて天然芝の張り替えを敢行。岡田ジャパン躍進を支えた。今回は大会中の前線基地でのピッチ改装で、重要度はさらに増している。

 東京ドーム3個分に当たる基地では、現在日本が借り切る新宿舎を建設中。協会からの熱烈なリクエストを受け、各部屋にバスタブ完備も決まっている。快適な宿舎に加え、試合会場とほぼ同質のピッチが特別に用意される。ザックジャパンが、W杯ブラジル大会で主役を演じる準備は着々と進んでいる。

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2014年3月8日のニュース