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広島 ACL初戦は1-1ドロー 後半33分追いついた

[ 2014年2月25日 21:00 ]

<広島・北京国安>前半、攻め込む広島・佐藤

 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)が25日開幕し、1次リーグF組の2013年J1王者広島と2013年中国サッカーリーグ3位北京国安(中国)の第1戦が広島のホーム(エディオンスタジアム広島)で行なわれ、1-1で引き分けた。

 両チームは昨年ACL1次リーグでも同組で対戦し、広島の1敗1分け。

 前半は両チーム3本づつシュートを放ったが無得点で終えた。
 
 広島は北京のFWでエクアドル代表のゲロンに再三、ゴール前を脅かされたが、GF林卓人(31)を中心になんとかしのいだ。攻撃の方は前半42分、MF野津田岳人(19)が胸トラップで落とした球をエース佐藤がミドルシュート、枠内に行ったが惜しくもGKに阻まれた。

 後半は開始早々に試合が動いた。

 広島が佐藤がシュートを放つなど積極的に攻撃を仕掛けた。北京もそれに負けじと攻め立て、16分にMF河大成がコーナーキックからのこぼれ球を押し込み先制点を挙げた。1点を追う広島は32分に野津田がFKで北京ゴールを脅かした後、33分にDF千葉和彦(28)が右サイドから上がったボールを難しい体勢から右足で同点ゴールを決めた。45分に北京MFマティッチがレッドカードで退場し、1人多い広島はアディショナルタイム3分間で果敢に攻めたが結局、引き分け、両チーム勝ち点1をあげた。

 広島は広島の第2戦は3月11日アウェーでのセントラルコースト(豪州)戦。

 同点ゴールの千葉は試合後「自分たちの時間が多かったので、勝ち点3を獲りたかったが、最低限のことはできた」とコメント。森保一監督は「北京国安は守備を固め、ボールを奪ってカウンターと、われわれへの対策ができていた。(相手の)先制点からよく追い付き、次につながる最低限の結果を得られた」と話した。

 広島は2010年、13年に続いて、今回が3回目のACL出場。過去2回はいずれも初戦から3連敗を喫していた。

 また、この試合は日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(60)も観戦に訪れていた。
 
 ▼北京国安・マンサーノ監督 広島は難しいチームだったが、後半に主導権を握って先制点を取った。結果や全体のゲームコントロールに満足している。

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2014年2月25日のニュース