川島育てた加藤好男氏　タイ代表ＧＫコーチ就任

　Ｗ杯南アフリカ大会で岡田ジャパンのＧＫコーチを務めた加藤好男氏（５６、写真）が、タイ代表のＧＫコーチに就任した。同氏は１１年にタイの強豪・チョンブリのＧＫコーチに就任し、タイ代表の正ＧＫシンチャビンチャイらを育てた。

　タイ代表は現在アジア杯予選を戦っているが、２戦２敗で最下位に低迷し、ドイツ人のシェーファー監督を解任。タイ人のスラチャイ・コーチが監督に昇格し、スタッフの入れ替えに伴い、加藤氏がＧＫコーチに就任した。海外で日本人が代表を指導するのは、日本協会からの派遣を除くと、韓国代表の池田誠剛フィジカルコーチ（５３）に次いで２人目となる。１０月１５日のアウェー・イラン戦から指導に当たるが、今季終了まではチョンブリのコーチも兼任する。

　加藤氏は市原（現千葉）のコーチなどを経て日本代表コーチに就任。岡田ジャパンでは川島を正ＧＫに育て上げた。タイでの指導が３年目の加藤氏は「責任を感じるが、しっかり頑張りたい」と抱負を語った。