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柿谷、主力組1トップ ザック監督見せた期待の表れ

[ 2013年8月13日 06:00 ]

シュート練習を行う柿谷

キリンチャレンジ 日本―ウルグアイ

(8月14日 宮城ス)
 東アジア杯で得点王に輝いたFW柿谷曜一朗(23=C大阪)は、戦術練習で主力組の1トップに。トップ下に入ったFW本田圭佑(27)らとともに連係を確認した。欧州組との初共存になる一戦。ザックジャパンの新星がいきなり先発出場する可能性が出てきた。

 緊張しているヒマはなかった。欧州組との初共存になる柿谷が、戦術練習で主力組の1トップに入った。8対8、そして10対10になっても変わらない。トップ下の本田やボランチの長谷部らとともに守備時の連係などを確認し続け、最後は居残りシュート練習で締めくくった。

 「(主力組の)僕以外はほとんどが一緒にやってきているメンバー。でも、やらなあかん。強い相手に勝ちたいし、しっかり活躍したい」

 国内組で臨んだ東アジア杯で得点王となり、欧州組が加わった今回のメンバーにも選出された。代表発表の会見でザッケローニ監督は「ゆっくり成長を見守ってほしい。ここであまりプレッシャーをかけたくない」と柿谷をじっくり育てていく方針を示したが、さっそく主力組に入れたのは期待の表れだろう。

 その新星を欧州組も手厚くサポートした。人見知りだけに自分からは話しかけられなかったが、昼食時にはかつての同僚の清武が長谷部の座るテーブルへとエスコート。さらに戦術練習でも、初対面となる本田が何度も声をかけアドバイスを送った。

 「“攻撃のときは自由にやっていいし、試合では臨機応変にやっていこう”と。ストレスを感じないようにしてくれた」。背番号は東アジア杯の「30」から「19」に変わった。強豪との一戦に先発出場する可能性も出てきた23歳が、気後れせず持てる力を最大限に発揮する。

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2013年8月13日のニュース