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柿谷不発…1トップ先発もシュート0本で後半戦黒星スタート

[ 2013年8月1日 06:00 ]

新潟に敗れ、肩を落として引き揚げる柿谷(8)らC大阪イレブン

J1第18節 C大阪0―1新潟

(7月31日 東北電ス)
 J1は後半戦が始まり、東アジア杯で3得点を挙げ、得点王となったC大阪のFW柿谷曜一朗(23)は新潟戦で不発。チームも0―1で敗れた。

 ザックジャパンでの輝きをC大阪で放つことはできなかった。敵地での新潟戦に1トップで先発した柿谷は、後半14分にFWエジノへ鮮やかな右足ヒールパスを通し決定機を演出する。だが、自身は1メートル93の韓国人DF金根煥(キムクナン)の激しいマークに遭い、3月16日のFC東京戦以来となる今季2度目のシュート0本。CKから生まれた新潟の決勝弾に沈み、0-1敗戦の責任を背負い込んだ。

 「俺ら前(攻撃陣)がこのデキじゃ…。後ろはセットプレー以外は完ぺきに抑えてくれていたし、負けたのは前の選手の責任。僕が決めないと…。申し訳ないし残念」

 3ゴールを挙げ得点王に輝いた東アジア杯を戦い終え、7月29日に帰国。初優勝の余韻も醒めやらぬまま、韓国戦から中2日の強行軍でリーグ後半戦初戦に臨んだ。ただ、周囲の不安をよそに「コンディションは良かった」という。前節・鳥栖戦で退席処分となったレヴィー・クルピ監督が、この一戦はベンチ入り停止。チームの窮地でもあっただけに不発に終わったことを悔やんだ。

 「代表から帰ってきて、セレッソの選手たちの方がいい状態でやってる中で自分たちが(先発で)使ってもらった。それで負けて、サブの選手たちにも申し訳ない」

 順位は5位のままとはいえ、今季4敗目で首位広島との勝ち点差は「9」に開いた。今季最大の目標に掲げるリーグ制覇のためには、これ以上はもう離されるわけにはいかない。

 「負けたことで(周りから)いろんなことを言われると思うけど…。次はホームなんで切り替えてやりたい」。再び中2日で甲府戦が待ち受ける。8月14日の国際親善試合ウルグアイ戦(宮城)のことは考えず、まずはクラブのためだけにエースが全精力をそそぐ。

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