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韓国協会 反日横断幕掲げたのは日本サポが「旭日旗振ったから」

[ 2013年8月1日 06:00 ]

サッカー東アジア杯男子日韓戦の試合開始前、日本のサポーターが持ち込んだ旭日旗の使用をやめさせようとする競技場の保安要員(右)=(スポーツ朝鮮提供・共同)

 サッカー東アジア杯男子日韓戦で韓国応援団が歴史問題で日本を非難する横断幕を掲げた問題で、韓国サッカー協会は31日、日本のサポーターが旭日旗を振ったことが発端で、同協会は横断幕を撤去させるため最善を尽くしたと釈明する文書を主催の東アジア連盟に提出した。横断幕には「歴史を忘れた民族に未来はない」などとハングルで書かれていた。

 共同電によると、同協会はさらに、菅義偉官房長官が29日の会見で、横断幕を掲げた行為に対し「極めて遺憾だ」と述べたことや、下村博文文部科学相が30日に「民度が問われる」と発言したことについて、サッカーの問題で日本の高官までもが韓国を「非難」したとして「深い遺憾」を表明した。日本サッカー協会が東アジア連盟に抗議文を提出し、連盟が韓国サッカー協会に、韓国側の立場の説明を求めていた。

 同協会は文書で「旭日旗は韓国国民に歴史的な痛みを想起させる象徴だ」とし、試合前に日本のサポーターが旭日旗を振ったことに憤慨した韓国応援団が横断幕を掲げたと説明。協会が応援団の激しい抗議を受けつつ横断幕を撤去させたとし、日本側もこの過程を十分に理解しているとした。一方で、同協会は日本側が旭日旗には触れず、韓国側の行為だけを強調する態度はやめるべきだと指摘した。

 同協会は今回提出した文書で、韓国応援団の愚行はそもそも日本側に問題があったと責任転嫁した形。日本側の反発は必至で、両国の国民感情がさらに刺激されることが懸念されている。

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2013年8月1日のニュース