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本田ミラン移籍は今夏が吉、1月では多くのリスク発生も…

[ 2013年7月29日 06:00 ]

ロコモティフ・モスクワ戦の前半、競り合うCSKAモスクワの本田(左)

 【本田移籍について一問一答】

 ――本田はACミランと来年1月からの4年契約、年俸250万ユーロ(約3億2500万円)で合意したそうだけど、どうして今もCSKAでプレーしているの?

 「CSKAと12月末まで契約が残っているからなんだ。ただ、FIFAの規定では、契約満了の6カ月前から他クラブと交渉し契約することができるから合意したと報じられている」

 ――すぐに移籍できないの?

 「欧州リーグの今季開幕前の移籍期間は9月2日まで。その間に移籍する場合、残り約半年の契約を解消する違約金(移籍金)を支払う必要がある。CSKAの要求は500万ユーロ(約6億5000万円)。でも1月にも約1カ月の移籍期間があるから、そこまで待てば移籍金なしで移籍できる」

 ――ACミランはその額を出せないの?

 「欧州経済危機の影響はクラブにも及んでいて、イタリアではACミランが、本田獲得のためのスポンサーを探していると報じられている」

 ――CSKAは本田を移籍させたくないの?

 「あと半年残留させれば、リーグ前半戦や欧州CLの1次リーグ6試合に起用できる。本田の後継者として獲得したブルガリア代表MFミラノフが負傷離脱したことも影響している」

 ――本田にとっては今夏の移籍の方がいいの?

 「新たな環境に早くなじむことができ、定位置獲得の確率も高くなるからね。1月からだとレギュラーが固まっていてベンチ要員となる危険性もある。また、12月までCSKAに残り欧州CLに出場した場合、ルール上今季はACミランで同大会に出場できなくなることもネックになるよ」

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2013年7月29日のニュース