佐々木監督が「未来のなでしこ」発掘と競技人口拡大へ動く！

　なでしこジャパンの佐々木則夫監督（５５）が未来のなでしこ候補生発掘と女子サッカーの競技人口拡大へ、自ら乗り出す。８月２３～２４日、２４～２５日に河口湖で「レディースサッカーＣＡＭＰ＆ＦＥＳＴＡ」を開催。サッカー経験者が対象の「ＣＡＭＰ」で技術向上を図る一方で、未経験者を募る「ＦＥＳＴＡ」ではサッカーに関心がある子供から大人まで体験の場を提供する。

　なでしこ指揮官は「少年や男子のチームがたくさんある中、女の子がサッカーをやりたいと思っても現実的には難しい。今回は学生やママさんも興味がある方は気軽に参加が可能。毎年開催したい」と訴えた。

　女子の選手登録が３万人に満たない日本に対して米国は１６６万人以上。「競技力は競技人口に比例してついてくる」と話す代表指揮官が自ら底辺拡大に一役買う。また教育問題にも関心を持つ佐々木監督は出身地の山形県尾花沢市で８月６～９日に都会っ子と地元の子供の交流を図る「ＳＵＭＭＥＲ　ＣＡＭＰ」を開催。これまでも行ってきた東日本大震災の被災地支援と合わせた３事業を継続開催する意向だ。問い合わせはいずれもスポーツビズ＝（電）０３（５５３７）８４６０＝まで。