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闘莉王 代表復帰へ熱き思い「いつでも準備している」

[ 2013年6月29日 06:00 ]

10年南アフリカW杯のオランダ戦でカイト(右)とヘディングで競り合う闘莉王

闘莉王 日本代表への思いを激白

 日本代表のコンフェデ杯は3戦全敗、9失点。世界との差を突きつけられた。だが本大会まで1年間ある。元日本代表DFの闘将・闘莉王は前向きに捉えた。

 【闘莉王と一問一答―2】

 ――問題が噴出した。

 「良かったと思う。それがなければ“よし、よし”でいっていたんじゃない?だからサッカーに携わる人みんながもっと深く考えないといけない。W杯で結果を残すためには何をしなければいけないか。真正面からぶつかっても勝てない。それは証明されたんだから」

 ――試合の流れやチーム状況など察知できるベテランの力が必要?

 「それは間違いない。これが最初で最後の壁じゃない。もっと難しい状況になっていく。誰かの意見とかが必要になってくる。あの時(10年W杯南アフリカ大会)は佑二さん(中沢)やナラさん(楢崎)、能活さん(川口)がいた。その人たちが後ろからサポートしてくれた。一緒に戦ってくれた」

 カズが闘莉王の代表復帰を後押し。周囲からも復帰待望論が出始めている。闘莉王自身は「オレを呼び戻せ」とは言わない。だが、南ア大会で4試合2失点。鉄壁の守備で16強進出に貢献した。言葉の端々からは自らを必要としてほしいという思いが口をついた。

 ――自身が復帰すれば?

 「プラスになるかどうか分からない(笑い)。名古屋と代表ではやっているサッカーが違う。でも何かは貢献できると思う。ボクだけじゃない。俊輔もそう。プラスに加わるところはある。本当に強い日本にしたいのであれば、そういう人たちの力も必要だと思う」

 ――代表への思いは?

 「いつでも準備している。まずは(7月6日の)リーグ再開に向けて調子を上げるだけです」

 日本代表の躍進を心底願っているからこそ厳しい言葉も出た。闘将の思いはザッケローニ監督に届くか。

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2013年6月29日のニュース