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闘莉王激白 コンフェデ杯惨敗の日本は「まだまだ弱いということ」

[ 2013年6月29日 06:00 ]

日の丸への熱き思いを語った、名古屋所属の元日本代表DF闘莉王

 元日本代表DF闘莉王(32=名古屋)がザックジャパンに活を入れた。スポニチ本紙の直撃インタビューに激白。3試合9失点で全敗に終わったコンフェデレーションズ杯、1年後に迫ったW杯ブラジル大会、そして代表復帰への思い…。闘莉王待望論が巻き起こる中、今、闘将は何を思っているのか――。

 闘莉王は開口一番、「代表のことでしょ」と待ってましたとばかりに切り出した。03年に日本国籍を取得。日の丸への思いは強い。口調は熱を帯びていった。

 【闘莉王と一問一答―1】

 ――コンフェデ杯を見たか。

 「失点が多すぎるとサッカーにならない。チーム全体の責任。皆で防がないといけないものだから誰かの責任ではない」

 ――現代表の印象は。

 「チームの規律はしっかりしている。ただ、やっぱりね…日本はまだ弱いということ。まだ思い切ってぶつかって勝てるチームじゃない。成長しているのは誰もが認めるけどまだ胸を借りるつもりでやらないと」

 ――日本はまだ弱い?

 「アジアで戦っている時は1ランク上と見られるかもしれない。でも、他の国が落ちている。ジョシュア(ケネディ)とも話すけど、韓国にしてもオーストラリアにしても進歩しているどころか退化している。だから日本が強くなったと見られるのもあると思う」

 特に闘莉王が残念がったのは、イタリア戦の前半終了間際の失点と後半の入り方だった。ザックジャパンが苦手とするセットプレー、時間帯…。

 ――イタリア戦は2点差を逆転負け。特に前半の失点が痛かった。

 「あれは(キッカーの)ボールも良かったし、ヘディングも強かった。けど2―0で終わるのと終わらないのと、後半の入りで10分稼げるかどうかでは違う展開になる」

 ――現代表はセットプレーからの失点が多い。

 「ヘディングに強い人がいないもん。高さに対応できる人は少ない。これから、そういう失点は多くなると思う」

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2013年6月29日のニュース