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W杯、高まる決戦ムード 「ホームで決めて」

[ 2013年6月3日 19:26 ]

 4日にさいたま市の埼玉スタジアムで行われるサッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア戦には、日本代表の予選突破が懸かる。ホームでW杯切符を獲得すれば初めてで、各地で決戦ムードが高まっている。

 J1浦和の本拠地で普段はクラブカラーの赤で彩られる会場周辺には、青を基調とした日本代表の横断幕や旗が掲げられた。同スタジアム公園管理事務所の岡田逸夫所長は「歴史がまた一つ残る。いい結果になるように祈っている」と期待した。場所取りのために訪れた54歳の男性サポーターは「ホームで決めてくれると信じている」と言葉に熱を込めた。

 入場券の抽選販売には過去最多の約50万枚の申し込みがあり、既に完売。各地で予定されるパブリックビューイングも盛況だ。東京・国立競技場で行われるイベントでは約7千枚の前売り券を販売。主催事務局の担当者は「多くの人と、その瞬間を見届けたいという人が多い」と話した。

 盛り上がりを予測し、警察側も警備に力を入れる。埼玉県警は約150人の浦和東署員のうち、非番の職員を除く「総動員態勢」で警備を敷く。警視庁は渋谷のスクランブル交差点で周辺の立ち入りを制限し、トラブル防止に努める。

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2013年6月3日のニュース