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次戦こそ必ず!!金園 超プラス思考で磐田の太陽になる

[ 2013年4月14日 06:00 ]

<清水・磐田>後半、必死にボールを追う磐田・金園

J1第6節 磐田0-1清水

(4月13日 アイスタ)
 敗戦の瞬間、懸命に応援するサポーターを見つめた磐田のFW金園英学(24)は、唇をかみしめた。「情けないですね。恥ずかしい。結果を求めているので」。シュートは前半の1本のみ。試合を通じて前線からプレスをかけ続け、献身的な働きを見せたが、ゴールという結果を追い求めるストライカーにとって、シュート1本は屈辱でしかなかった。
【試合結果 順位表】

 ルーキーイヤーに12得点を挙げ、元日本代表MF藤田俊哉氏(41)のクラブの新人得点記録7を大幅更新。華々しいデビューを飾ったが、そのプロ生活は決して順風満帆ではない。日本代表に初招集された昨年2月の合宿中に、右第5中足骨を骨折。同じ箇所を同6月にも骨折し、復帰は同10月までずれ込んだ。

 それでもケガさえも前向きにとらえるプラス思考。再起を懸ける今季は、ナビスコ杯を含め4ゴールと好調だ。「自分は(背後に隠れて)隠れ身の術で」「埼玉スタジアムは怖い。でも(浦和を)意識して赤を着てきました」。関西人らしくコメント力もある。

 チームは6戦勝ちなしと苦しい状況が続く。「ゴールはFWにとってエネルギー」。次節広島戦こそ会心のゴールを突き刺し、太陽のような笑顔を見せてほしい。

 ▽金園 英学(かなぞの・ひでたか)1988年(昭63)9月1日生まれ、大阪府出身の24歳。関大から10年に磐田入り。ルーキーイヤーの11年に12得点を記録し、藤田俊哉のチーム新人得点記録を更新。12年2月に日本代表初招集。J1通算39試合14得点。1メートル84、75キロ。

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2013年4月14日のニュース