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豪州戦間に合う!W杯切符獲りは本田に任せた

[ 2013年3月28日 06:00 ]

次戦オーストラリア戦でW杯を決めるため、復活が期待される本田

W杯アジア最終予選B組 日本1-2ヨルダン

(3月26日 アンマン)
 W杯切符獲りは本田に任せた。26日の敵地ヨルダン戦に1―2で敗れた日本のW杯出場決定は、6月4日のオーストラリア戦(埼玉)に持ち越された。引き分け以上なら世界最速でブラジル行きが決まる大一番に、左足首の負傷で離脱中のMF本田圭佑(26=CSKAモスクワ)が間に合う見込みであることが分かった。なお、ザッケローニ監督、遠藤ら国内組は27日夜、チャーター機で成田空港に帰国した。
【W杯アジア最終予選】

 本田は左足首の治療のため26日にロシアから緊急帰国。都内の病院で検査を受けた。滞在は1週間程度とされる。診断名や完治までの期間など負傷の詳細は公表されていないが、関係者は「大ごとではない」と長期離脱には至らないとの見通しを語った。別の関係者は、6月のオーストラリア戦出場に照準を合わせていることを明かした。

 前夜はヨルダン戦をテレビ観戦。この日は患部に負荷が掛からない上半身のトレーニングに汗を流したという。日本協会の原技術委員長も近く日本代表のチームドクターが本田に会うことを明かし「良くなっていると聞いている。今回の滞在でいろんなチェックをする。タイミングが合えば僕も直接会って話ができれば」と話した。今後は日本代表のチームドクターと相談しながらリハビリを進めていく予定だ。

 「ケガは(飛躍の)チャンス」と話す本田は離脱を無駄にせず成長した姿でピッチに戻ってくる。11年9月に右膝半月板損傷を負い、約半年間戦列を離れた後、代表復帰戦となった12年5月23日のアゼルバイジャン戦では2点に絡み、続くW杯最終予選オマーン戦(6月3日)では先制弾。同ヨルダン戦(同8日)では自身初のハットトリックを達成した。6月、埼玉で再び進化した姿が見られるはずだ。

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