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マンU快勝も痛い代償…ファンペルシーの“穴”香川が埋める!

[ 2013年2月25日 06:00 ]

“落とし穴”に落ちて負傷し、うずくまるマンUのファンペルシー

プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッド2-0QPR

(2月23日)
 エース負傷で香川にチャンス到来か。首位を独走するマンチェスター・ユナイテッドは23日、敵地で最下位QPRと対戦。クラブ、代表の公式戦通算999試合目となったMFライアン・ギグス(39)の得点などで2―0で勝利し4連勝を飾った一方で、前半のアクシデントで得点ランク1位のオランダ代表FWロビン・ファンペルシー(29)が負傷交代。3月5日の欧州CL・Rマドリード戦に間に合わない可能性もあり、この試合でベンチ外となった日本代表MF香川真司(23)も出番が増えそうだ。
【プレミアリーグ 順位表】

 絶好調のエースに、文字通り“思わぬ落とし穴”が待っていた。アクシデントが起こったのは前半23分。マンチェスターUのファンペルシーが右サイドを突破し、折り返しのこぼれ球からDFラファエウ・ダシウバの先制点が生まれた。歓喜の輪に、ゴールを演出したファンペルシーの姿がない。なぜかピッチサイドでもん絶していた。

 その理由は穴にあった。メンバー外となった香川がスタンドで観戦した敵地ロフタス・ロードのゴール横には、テレビカメラとカメラマンが入る横約2メートル、縦約1メートル、深さ約1メートルの塹壕(ざんごう)のようなくぼみがある。問題はゴールラインから約2メートルの至近距離にあることで、ファンペルシーはクロスを上げた際、勢いあまって背中から落下してでん部を強打。治療を受けてプレーを再開したものの前半41分に交代し、試合後にファーガソン監督は「でん部に大きなあざができた。数日は痛みがあると思う」と表情を曇らせた。

 3月5日には欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦でRマドリードをホームに迎え撃つ大一番が控えており、指揮官は「マドリード戦には戻ってきてほしいが…」。復帰時期は未定で、リーグトップの19ゴールを挙げている点取り屋の長期離脱となればチームにとっては大きな痛手。一方で最近公式戦2試合で出番がない香川にとっては大きなチャンス。まずは3月2日の国内リーグ、ノーリッジ戦で結果を残して、Rマドリード戦での出場を目指す。

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2013年2月25日のニュース