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カズ 守備で新境地!ポルトガルのエース止める!

[ 2012年11月4日 06:00 ]

ウオーミングアップで華麗なテクニックを見せる三浦

 フットサルW杯タイ大会に出場中の日本代表は4日、1次リーグ第2戦で強豪ポルトガルと対戦する。三浦知良(45)は課題だった守備面で新境地を切り開いたことを明かし、相手エースのリカルジーニョ(27)との直接対決へ意気込みを見せた。また、半生がつづられた「足に魂こめました」(文春文庫)が発売されることも明らかになり、公私ともに注目度は高まる一方だ

【フットサルW杯タイ大会】

 カズが新境地を切り開く。ポルトガル戦を翌日に控え、約1時間半の調整。表情には自信があふれた。「守備の距離感が分かってきたよ。サッカーよりも相手との間合いを広く取る。近すぎると、かわされてピンチを招く。合宿(に合流した)当初とはディフェンスの仕方が変わってきたでしょ」。フットサルの動きが肉体に染みついてきた。

 ポルトガルは優勝候補の一角。特に驚異的なテクニックを持つ世界No・1選手リカルジーニョは「カズと対戦したい。ヒールリフトで抜きたい」と、両足でボールを挟みかかとで蹴り上げ背後から頭上を越し自分の前にコントロールする技を持ち出し“挑発”した。それでもカズは「社交辞令でしょ。(ヒールリフトは)想像つかないよ。見てみたいね」と余裕。守備面で新境地を切り開いたことが自信につながっている。

 8日にはカズの半生がつづられた「足に魂こめました」(文春文庫)の発売が決定。タイトルは92年アジア杯イラン戦、後半ロスタイムの劇的ゴール後に残した名言。カズの生き方、美学が詰まっている。今後の命運を握るポルトガル戦。カズが、その両足に魂を込め、日本をフットサルW杯史上初の1次リーグ突破に導く。

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2012年11月4日のニュース