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広島市 修繕費確保狙いビッグアーチの命名権募集

[ 2012年9月11日 18:04 ]

 広島市は11日、サッカーJリーグのサンフレッチェ広島の本拠地「広島ビッグアーチ」(広島広域公園陸上競技場、同市安佐南区)の呼称に企業名などを付ける「命名権」取得の募集を18日から始めると発表した。

 競技場の修繕費などを確保することが主な目的。松井一実市長は「建ててから時間は経過しているが、知名度を上げて愛着を高めるとともに、市の財政事情への効果もある」と話している。

 応募条件は、命名権料が年額3千万円以上、期間は3年以上10年以下で、広島県内に本社や支店、事業所などを持つ企業や団体に限られる。10月末まで募集し、11月末までに契約を結ぶ予定。来年3月1日までに命名権の使用を始める。

 ビッグアーチは1992年に完成。94年に広島市で開かれたアジア大会に合わせて整備され、約5万人を収容できる多目的スタジアム。

 広島市の施設では、プロ野球・広島カープの本拠地「マツダスタジアム」が2009年に完成した際、マツダと5年間で15億円の命名権の契約を結んでいる。

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2012年9月11日のニュース