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ジーコ 勝ち点3に自信!自国開催なしでアウェーは慣れっこ

[ 2012年9月11日 06:00 ]

会見で笑顔を見せるイラク代表のジーコ監督

W杯アジア最終予選グループB イラク―日本

(9月11日 埼玉)
 冒頭15分間だけを公開したザックジャパンとは対照的に、イラクは1時間の公式練習全てを報道陣に公開し、ミニゲームなどで体を動かした。会見に臨んだジーコ監督は「われわれはアウェーで相手サポーターの影響はほとんど受けない。(W杯3次予選のアウェー)中国戦でも相手の熱烈な応援があったが、影響はなかった」と言い切った。自国は政情不安などで本拠地での開催は認められず、常に敵地か中立地での戦いを強いられてきた。過去には日本代表も苦しめられてきたアウェー中国戦。そこで1―0で挙げた勝利に胸を張った。

 日本代表の監督時代、埼玉スタジアムでは9戦7勝2分けと負け知らず。今回は6月の最終予選からメンバーを大幅に入れ替え、ロンドン五輪予選を戦ったU―23代表世代から7人を加えた。07年アジア杯MVPのFWユーニスら、これまでの戦力と新戦力の融合に「若い選手の能力に期待している」と自信を見せた。

 古巣との決戦に向け、ジーコ監督は「現代はどこのチームの情報も共有されている。奇策で挑む必要はない。勝負を決めるのは力を100%出せるか。集中できるか。選手は90分間指示を守れるのかということ」と選手を鼓舞した。この日の公式練習ではセットプレー練習で自らキッカーを務めた59歳が、チームの先頭に立ち勝利へ導く。

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