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香川 英国へ出発!マンU開幕スタメン獲り宣言

[ 2012年7月11日 06:00 ]

ロンドンに出発した香川真司

 ドルトムントからイングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドに移籍した日本代表MF香川真司(23)が10日、大阪空港から成田空港を経由して英国へ出発した。11日から練習に合流し、12日には本拠地オールド・トラフォードで入団会見が行われる予定。8月20日のプレミアリーグ開幕戦(対エバートン)までに定位置を奪取することを宣言した。

 新天地・英国への旅立ち。白地にストライプのシャツを着た香川は、晴れやかな表情で大阪空港に姿を現した。その笑顔の裏にあるのは、名門マンチェスターUでレギュラーを奪取して、世界最高峰のプレミアリーグで活躍できるという自信。「今はポジティブなイメージしか持っていない。自信を持って戦っていきたい。開幕戦でポジションを奪えるように準備していきたい」と堂々と開幕スタメン獲りを宣言した。

 プレシーズンの海外遠征で勝負をかける。今月中旬からの南アフリカを皮切りに、中国、ノルウェー、スウェーデン、ドイツを回り、約1カ月で6試合の親善試合を戦う。「初めが凄く大事なので、いいインパクトを残したい」と実戦でゴールに絡む結果を残して、ファーガソン監督ら首脳陣にアピールを狙う。

 マンUの昨季までの基本布陣は4―4―2。希望するトップ下で出場するためには2トップの一角からポジションを奪う必要があるため、イングランド代表FWのルーニー、ウェルベックが参加しない最初の南アフリカ遠征は絶好のチャンスといえる。

 くしくもこの日は、2年前にドイツのドルトムントに向けて出発したのと同じ7月10日。「それも含めて、自分の中では気持ちは一緒。チャレンジになる」と縁起のよさも口にした。ドルトムントではC大阪から移籍直後に、強豪マンチェスターC戦を含む練習試合で3戦連続得点を挙げて開幕戦にトップ下で先発出場を果たしており、マンUでもその再現を目指す。

 新天地の背番号は「26」。C大阪時代の07、08年に着用した自身にとっての出世番号について「初心に帰るじゃないですけど、自分のキャリアを、ここでも築いていきたい」。12日に本拠地オールド・トラフォードで行われる入団会見で、初めて伝統の赤いユニホームに袖を通すことになる。

 ▽香川渡独VTR C大阪からドイツ1部ドルトムントへの移籍が決まった香川は10年7月10日、関西空港からドイツへ出発した。ドイツをイメージしたTシャツ、ブラジルカラーのジャージーをまとって空港に現れた香川は「欧州で結果を出して、自分の名前とスタイルを世界に広めたい。ドイツで活躍し、4年後の(W杯)ブラジル(大会)を目指したい」と意気込みを語って機上の人になった。

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2012年7月11日のニュース