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なでしこ 豪州に3発快勝 沢はW杯決勝以来360日ぶりゴール

[ 2012年7月11日 19:00 ]

サッカー女子五輪壮行試合のオーストラリア戦で、後半に3点目のゴールを決め喜ぶ沢(10)と、祝福する(左から)大儀見、矢野、(1人おいて)熊谷、阪口

キリンチャレンジカップ 日本3―0オーストラリア

(7月11日 国立)
 ロンドン五輪に出場するなでしこジャパンは11日、東京・国立競技場でオーストラリア女子代表と壮行試合を行い、MF沢の代表360日ぶりゴールなどで3―0で快勝。五輪前の国内ラストマッチを白星で飾り、本番へ弾みをつけた。

 若手中心のオーストラリアに対し、序盤からボールを支配して主導権を握った日本。FW安藤が再三の突破でセットプレーを獲得し、大儀見は裏に抜け出してシュートを狙う。8分には川澄の仕掛けから宮間がヘディングシュートも、わずかにゴール左に外れた。

 その後も優勢に試合を進める日本は、前半25分に先制。ショートコーナーからボールをキープする川澄がペナルティーエリアで倒されてPKを獲得し、これを宮間が冷静に右足で決めた。

 前半ロスタイムには宮間のスルーパスに近賀が抜け出して中央にクロスを入れると、大儀見が滑り込みながら左足で押し込んで追加点。大儀見は国際Aマッチ4試合連発で、永里からの登録名変更後初戦で結果を出した。前半は2―0で終了。

 後半、佐々木監督はGK福元に代えて海堀を投入。岩清水、安藤が退き、矢野、大野が入った。

 後半13分、日本はセットプレーから追加点。左CKのこぼれ球を沢が右足で蹴り込み、昨年7月17日のW杯ドイツ大会決勝・米国戦以来、代表360日ぶりのゴールを決めて、ダメを押した。

 守備では、自陣のパスミスでピンチを招くこともあったが、GKが落ち着いて対応し、無失点で終えた。

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