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スペイン決勝進出!“イベリア半島対決”PK戦で制す

[ 2012年6月28日 06:32 ]

<ポルトガル0―0(PK2-4)スペイン>決勝進出が決まり喜ぶスペイン代表の選手たち

欧州選手権準決勝 ポルトガル0―0(PK2-4)スペイン

(6月27日)
 ポーランドとウクライナが共催するサッカーの欧州選手権は27日(日本時間28日)、準決勝の1試合が行われ、ポルトガルとスペインの“イベリア半島対決”は、PK戦の末スペインが決勝進出を決めた。スペインは史上初の大会連覇に王手をかけた。
【試合結果】

 ベスト4で初優勝を目指すポルトガルと、史上初の連覇を狙うスペインの“イベリア半島対決”が実現。注目されたスペインのフォワードには、今大会クロアチア戦での数分間しか出場がないネグレドが起用される。

 試合は開始からスペインがボールを支配するも、スペースをうまく埋めたポルトガルの守備を崩せない。前半9分、MFイニエスタがパス交換から左ペナルティーエリア内に侵入。FWネグレドへのパスからボールがこぼれると、ファーサイドのDFアルベロアがフリーでシュートを放つが、ゴール上に外れる。

 ポルトガルはボールを支配されるも、激しい前線からの守備と素早い攻撃への切り替えでチャンスを掴む。同13分、左サイドをFWロナウドがドリブルで持ち込むと、ライン際からクロスをあげるが、GKカシージャスがキャッチ。同31分、奪ったボールがペナルティーエリア右でロナウドに渡ると、打ったシュートはわずかにゴール右に外れる。前半は0―0で終了する。

 ボールは支配するが、相手ゴールに近づけないスペインは、同9分ネグレドに代えてFWセスク・ファブレガスを投入。さらに同15分にはFWシルバに代えてFWナバスをピッチに送り出す。しかし、相手ゴールへなかなか近づけない。

 ポルトガルもペナルティーエリア外でFKの場面を何度かむかえるが、ロナウドのキックはいずれも外れる。同44分には、カウンターから最後はロナウドが決定機も、シュートはゴール左上に外れる。後半もこのまま終了し、試合は延長に突入。

 延長前半に入ると、ポルトガルの運動量が落ちてプレスが緩み始める。スペインはサイド攻撃を中心に、一方的に攻め込む。同14分、イニエスタがペナルティーエリア内左でシュートを放つも、GKルイ・パトリシオがセーブ。

 延長後半6分、ペナルティーエリア右でナバスがシュートを放つも、GKルイ・パトリシオがセーブ。同9分、カウンターからペドロがフリーで持ち込むも、DFがブロック。スペインの猛攻が続くが、延長後半終了のホイッスル。勝負はPK戦で決着へ。

 PK戦は両チームともに1人目が外すが、2、3人目は決まる。スペイン4人目セルヒオ・ラモスが決めた後、ポルトガルの4人目B・アウベスがクロスバーに当てて外す。スペインの5人目セスク・ファブレガスが決めて、PK戦4―2でスペインが2大会連続の決勝進出を決めた。

 準決勝のもう1試合は28日(日本時間29日)に、ドイツ―イタリアが行われる。決勝は7月1日(同2日)。

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