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清武 不完全燃焼…4戦ぶり白星届けられず

[ 2012年5月20日 06:00 ]

<C大阪・柏>柏に逆転負けし播戸(左)とサポーターにあいさつに向かうC大阪・清武

J1第12節 C大阪1-2柏

(5月19日 長居)
 旅立ちのカウントダウンが始まったC大阪のMF清武弘嗣(22)は不完全燃焼だった。前半36分にケンペスが先制弾。対柏5戦負けなしの流れにも乗りかけたが、後半に立て続けに失点。得点王争いに名を連ねるMFキム・ボギョンを発熱で欠いたことも響き、C大阪はリーグ4戦ぶりの白星を逃した。
【試合結果】

 「やられちゃいましたね。黒木が抜かれたけれど、全員のせい」。猛省したシーンは同点に追いつかれた3分後の後半21分。DF茂庭が負傷交代した直後のスキを突かれ、勝ち越しを許しただけに悔しさは倍増した。

 気合が空回りしたのか。クラブのエースナンバー「8」を背負いながら今季リーグ戦わずか2得点。移籍を悩んだこともプレーに影響したようだったが、このほどドイツ1部ニュルンベルクへの完全移籍が決定。「もやもやしていたけれど、これですっきりしてプレーに集中したい」と恩返しを期して臨んでいた。

 約2万人のサポーターに勝利は届けられなかったが、ホームでの公式戦は残り4試合。「試合はすぐあるので切り替えます」。清武劇場の見せ場はこの後に待っている。

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