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ゴトビ監督 浦和戦術を皮肉った「我々のサッカーで負けた方がいい」

[ 2012年5月20日 10:19 ]

<浦和・清水>浦和に敗れガックリの清水イレブン

J1第12節 清水0-1浦和

(5月19日 埼玉)
 守備を固めた相手に、清水は打つ手がなかった。シュートは今季ワースト2位の5本。枠内シュートはなく、ペナルティーエリア内に進入することもほとんどなかった。アフシン・ゴトビ監督(48)は「浦和のようなプレーをして勝つより、我々のようなサッカーをして負けた方がいい」と皮肉も。今後も理想のサッカーで勝利を目指すが、タイトル獲得には、攻撃面の改善が必要なことも確かだ。

 前半42分、相手CKから先制されると「11人を下げて守備をするチームとの対戦は難しかった」(ゴトビ監督)と攻め手を失った。パスを回しても前方にスペースがない。後半9分にはMFアレックス・ブロスケ(28)がこの日2枚目の警告で今季2回目の退場。無得点敗戦は3月10日の名古屋との開幕戦以来、11試合ぶりだ。

 FW大前元紀(22)は「ボールの運び方を工夫したり、中盤が高い位置で受けたり、FWが動けば変わったかも」と振り返り、90分で修正できなかったことを悔やんだ。FW高木俊幸(20)は「こういう相手を崩せてこそ、上に行けるかどうかが決まる」。次節26日の横浜戦(アウスタ)はU―23日本代表DF吉田豊(22)MF村松大輔(22)出場停止のアレックスと主力3人が欠場。上位に踏みとどまるための大事な一戦となった。

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2012年5月20日のニュース