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攻撃のイメージ明確に…風間、城氏 関塚ジャパンへの提言

[ 2012年3月15日 12:38 ]

 5大会連続の五輪本大会出場を決めたU―23日本代表。2月のアウェー戦でシリアに敗れて一時C組首位から陥落するなど苦しみながらの突破だった。元日本代表でスポニチ本紙評論家の風間八宏氏(50)、城彰二氏(36)がアジア予選の戦いを分析し、7月開幕のロンドン五輪本大会に向けた提言を寄せた。

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 風間 バーレーン戦は前半に硬さが見られたが、後半に相手の最終ラインが一直線に並ぶ弱点をうまく突くことができた。2ゴールとも良い形だった。守備で自分たちの形を崩さずにボールを奪えたことで、うまく攻撃につながった。

 城 引き分けでもOKだった試合の難しさ、緊張感があった中で2―0という結果が出たのは素晴らしい。前半は大津、原口、清武が前に行きすぎていたが、後半は修正できた。

 風間 最終予選で良かったのは、全員が同じ方向に向かって戦ったところ。献身的にプレーしていたし、守備に関しても、それぞれがしっかり責任をまっとうしていた。

 城 山村がケガで抜けたりしてメンバーが代わってもやるサッカーは変わらなかった。しっかりとした守備から攻撃につなげるスタイルは誰が入っても継続された。

 風間 一方で課題は、攻撃の時にボールを保持していながら、思ったよりもチャンスがつくれていないこと。まだチームとしての攻撃のイメージがはっきりしていない。

 城 たしかに攻撃では、引いて守られた相手を崩しきれない部分があった。もっと選手間の意識統一や連係を高めないといけないし、攻撃のバリエーションも増やさないといけない。

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2012年3月15日のニュース