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別次元のメッシ 多彩なパターンで5ゴールも本人は淡々

[ 2012年3月8日 11:44 ]

<バルセロナ7―1レバークーゼン>5得点を決めたバルセロナのFWメッシ

欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦 バルセロナ7―1レバークーゼン

(3月7日 バルセロナ)
 3年連続世界年間最優秀選手のメッシがクラブ最高峰の欧州CLで誰も達成したことがない1試合5得点の別次元のプレーで、バルセロナを準々決勝に導いた。「5点も取れるなんて素晴らしい」。言葉とは裏腹に淡々とした表情で振り返った。

 前半25分、シャビのパスで抜け出し、浮かせたシュートでGKの上を抜いて先制点を奪った。密集をドリブルで切り裂いて相手DFの隙間を鋭いシュートで射抜いたり、こぼれ球に詰めたりと、多彩なパターンでゴールを陥れた。グアルディオラ監督は「今夜のメッシを見られたのは、贈り物を受け取るような喜び」と称賛した。

 高速で走りながら、正確にボールをコントロール。確かな技術がGKや相手選手の位置や動きを確認する余裕を生んでいる。欧州CL3季連続得点王はこの日の大量得点で今季のゴール数を12に伸ばし、欧州CLのシーズン最多得点記録だった昨季に早くも並んだ。

 宿敵レアル・マドリードに勝ち点10差をつけられている国内リーグは4連覇が厳しい状況だけに、欧州CLで初の2連覇に懸ける思いは強い。「欧州CLではできる限り上に勝ち進みたい」と意気込んだ。(共同)

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2012年3月8日のニュース