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開幕戦の雰囲気にのまれた京都…2年連続黒星スタート

[ 2012年3月5日 06:00 ]

J2第1節 京都1―2湘南

(3月4日 BMWス)
 開幕戦独特の雰囲気にのまれてしまった。ショートパスをつなぐ攻撃サッカーで天皇杯ファイナルまで上り詰めた若いチームは、湘南の気迫に押され、本来の力が発揮できないまま90分間を終えた。「中盤の球際で勝てなかった。そこの差」と大木監督は2年連続黒星スタートにもサバサバとした表情で振り返った。

 期待のFW久保がリズムに乗れなかった。中盤まで下がってボールを受けざるを得ない展開の中、後半11分にはMF中村のパスから抜け出して右足でシュートを放ったがゴール右に外れた。後半43分にはGKまでかわしたが、DFのブロックに阻まれてしまい、シュートを打てず。その直後に決勝点を奪われ「絶対に決めなきゃいけないところだった」と天を仰いだ。

 ホーム開幕戦となる次戦は昇格争いのライバル・千葉。「もっとシュート練習をして、ゴール前で力を発揮できるようにしたい。まだまだ、これからです」と久保は前を見据えた。昨季は序盤でのつまずきが響いて昇格を逃しただけに、同じ轍(てつ)を踏むわけにはいかない。

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2012年3月5日のニュース