×

U23また痛すぎる離脱…直輝 肉離れで全治2週間

[ 2012年2月13日 06:00 ]

マレーシア戦での招集が見送られることが確実となったMF山田直輝(浦和)

 ロンドン五輪アジア最終予選第5戦マレーシア戦(22日、クアラルンプール)に臨むU―23日本代表は、13日に発表されるが、攻撃の軸として期待されたMF山田直輝(21=浦和)の招集が見送られることが確実となった。浦和の鹿児島合宿中の10日の練習中に、右臀部(でんぶ)を負傷。12日に鹿児島市内の病院で精密検査を受け、右中臀筋損傷で全治2週間と診断された。

 逆転での五輪出場を目指す関塚ジャパンに逆風が吹いた。13日にマレーシア戦のメンバーを発表するが、故障のため山田の招集が見送られることが確実となった。

 山田は10日の練習で右臀部に違和感を発症。11日はMRI(磁気共鳴画像装置)の不具合で検査結果が出ず、12日に再検査を受けた結果、右中臀筋肉離れで全治2週間と診断された。既に浦和から日本協会側に報告済み。浦和の山道強化本部長は「ドクター間で連絡を取り合っているので(山田)直輝が選ばれることはないでしょう」と断言した。

 五輪アジア最終予選で日本は2試合を残してC組2位。勝ち点で並ぶ首位シリアとの対戦は既に終えており自力での1位突破は消滅。五輪切符はシリアの結果に左右されるが、マレーシア戦、3月14日のバーレーン戦(国立)では大量得点が必要。その一戦に山田が出場できないことは大きな痛手だ。

 もともと攻撃的MFには故障者が続出している。清武(C大阪)が左ふくらはぎ肉離れ、山崎(磐田)は左腕骨折で離脱中。指宿(セビリア・アトレチコ)も右足に肉離れを起こしている。緊急事態を受け、関塚監督をはじめとするコーチ陣が九州各地で合宿中の各クラブの練習を視察。新戦力を含めた人選を進めていた。そのタイミングでの山田の故障離脱は、大きな誤算となった。

続きを表示

2012年2月13日のニュース