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なでしこ 被災地で“凱旋”オールスター開催へ

[ 2012年1月18日 06:00 ]

 沢、川澄、宮間ら、なでしこのスター選手が一堂に集う祭典が東北で開催される可能性が出てきた。今夏に予定されているなでしこリーグのオールスターゲームを東日本大震災で被災した東北地方で開催する案が浮上していることが17日、分かった。開催時期はロンドン五輪後で、仙台のほか福島県内のスタジアムの使用も検討されている。

 リーグ幹部が「なでしこリーグとして、さまざまな方法で被災地を継続的に支援していくつもり。オールスターの開催もそのひとつ。リーグ内でもそういう声は上がっている」と明かした。

 サッカー界にとって被災地支援は大きなテーマ。昨年12月23日には日本プロサッカー選手会が仙台(ユアスタ)でチャリティーマッチを開催。日本協会も今年のトヨタ・クラブW杯の一部の試合を東北地方で開催するようFIFAに働きかけている。なでしこリーグもこれに同調。今季リーグ戦を含めできるだけ多くの試合を被災地で実施する方向で調整している。

 ロンドン五輪後の開催のため、なでしこジャパンがメダルを獲得していれば、これ以上ない“凱旋”イベントになる。オールスターの開催は06年から。昨年はチャリティーマッチとして、なでしこジャパン―リーグ選抜(8月19日、国立)の試合が行われ、大きな注目を集めた。今年もなでしこの持つパワーが東北地方の復興を後押しする。

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2012年1月18日のニュース