×

先制起点、沢「貢献できた」新天地Vに感激

[ 2011年11月13日 06:00 ]

<INAC神戸・AS狭山>優勝カップを手に笑顔の(左から)近賀、沢、大野

なでしこリーグ第17節第1日 INAC神戸4―0AS狭山

(11月12日 ホームズ)
 新天地での優勝にINAC神戸・MF沢の感慨もひとしおだ。「今までとは違ううれしさがあります。自分のサッカー人生でもインパクトのある優勝です」。中盤でゲームメークした。前半25分の近賀の先制点の場面では、右サイドから左前方の高良へロングパスを通して起点になった。

 昨年末、日テレからプロ契約の解除を告げられた。INAC神戸がオファーを出したが「中1からお世話になったところを離れるのは感情がある分、悩んだ」。それでもW杯、五輪予選などなでしこジャパンで大事な試合が控えることも見据え移籍を決意した。しかし、心ない言葉も聞こえてきた。「移籍して裏切り…みたいなのはなくはなかったですね」。

 雑音は結果で封じるしかなかった。W杯で優勝、五輪切符も獲得。そしてリーグタイトルも手にした。「プロとして最大限に評価してくれたところに貢献できたかな。これからも結果にはこだわりたい」。リーグ戦終了後には連覇を目指す全日本選手権がある。優勝請負人の仕事はこれからも続く。

続きを表示

この記事のフォト

2011年11月13日のニュース