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被災高校生が聖地ウェンブリーで試合…あの名選手と交流も

[ 2011年11月4日 16:16 ]

 日本サッカー協会は4日、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県から選ばれた高校生を、サッカーの聖地と言われるロンドンのウェンブリー競技場に派遣する「東北3県復興支援選抜」の16選手を発表した。

 3県のサッカー協会から推薦された選手たちは21日に出発し、27日に帰国。この間、同競技場で24日に在英日本人チームと20分ハーフで2試合を戦うほか、現地のスタッフや日本人会との交流会も行われる。試合前の開会式には往年のイングランドの名選手ボビー・チャールトン氏や、ロンドン五輪組織委員会のセバスチャン・コー会長も参加を予定している。イングランド・サッカー協会から大震災復興支援活動の一環で同競技場のピッチを半日無償で貸し出すとの申し出があり、日本協会が被災地の高校生の派遣を決めた。

 監督と団長を務める日本協会の加藤久特任コーチは「いろいろな人との絆をつくって、地元に還元してほしい。沿岸部はまだまだ過酷な条件で生活しているが、気持ちを高めるきっかけにしてもらえれば」と話した。

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2011年11月4日のニュース