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“カップ戦男”だ!大迫、原口との対決に雪辱を期す

[ 2011年10月29日 06:00 ]

ボールを蹴りあげる大迫

ナビスコ杯決勝 鹿島―浦和

(10月29日 国立)
 鹿島のFW大迫は決勝の舞台で、ニューヒーロー賞を逃した雪辱を期す。今大会は準々決勝・横浜戦、準決勝・名古屋戦と2試合連続ゴール中。昨年度の天皇杯では5試合3得点で優勝に貢献するなどカップ戦にはめっぽう強い。クラブ15冠目の節目のタイトルに向け「とにかく勝ちたい。ゴールに向かう姿勢は出せているので、あとは点を決めるだけ」と意気込んだ。

 因縁がある。08年9月23日、全日本ユースの準々決勝。鹿児島城西高に在籍した大迫は、原口、山田直らを擁した浦和ユースに0―3で完敗した。原口に3人抜きからゴールを許すなど散々な内容。くしくも当時の敵将は現在浦和で指揮を執る堀監督だった。悔しさをバネに大迫は08年度の全国高校選手権で10得点を挙げて得点王に輝いたが、原口から「高校選手権より全日本ユースの方がレベルは高い」と鼻で笑われた経緯もある。

 プロ入り後も原口とは何度も対戦を重ねたが、タイトルを懸けた激突は初。今回は、ともにチームの中心選手としてピッチに立つ。大迫は「楽しみ。気持ちで上回った方が勝つ」と決勝を見据えた。ニューヒーロー賞は譲っても、優勝は絶対に譲らない。

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2011年10月29日のニュース