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国内外でハーフナー争奪戦!初代表弾で道開く

[ 2011年10月5日 06:00 ]

ザッケローニ監督に見守られながらグラウンド入りするハーフナー

日本代表合宿

(10月4日)
 日本代表FWハーフナー・マイク(24=甲府)の獲得を目指し、国内外でし烈な争奪戦に発展していることが分かった。複数の関係者によると、国内では古巣・横浜などがリストアップ。海外でも複数の欧州クラブが今月中の視察を計画しているという。7日のベトナム戦では代表初先発の可能性も浮上しており、代表初得点で真価を発揮する。

 今季J1で大ブレークしたハーフナーは各方面からの期待を背負って出陣する。代表デビューとなった9月2日の北朝鮮戦、同6日のウズベキスタン戦はいずれも途中出場。得点こそなかったが高さで相手DF陣を脅かしたことでザッケローニ監督の評価は上がり、7日のベトナム戦で初先発する可能性が高まった。この日の非公開練習では3―4―3のセンターFWに入り「チャンスをもらえるように練習からアピールする」の言葉通り、精力的に動き回った。

 今季限りで甲府との契約が満了する1メートル94の長身FWをめぐっては、国内外を問わず多くのクラブが獲得を目指して動いており、水面下でし烈な争奪戦を繰り広げている。関係者によると、国内では古巣の横浜を筆頭に複数クラブがリストアップしているという。ハーフナーは09年に横浜との契約満了とともに放出されたが、移籍した甲府で急成長し、09年にはJ2で得点王のタイトルを獲得。今季はJ1で得点ランク2位の14得点を挙げており、横浜は磐田のFW前田らとともに獲得オファーを検討している。

 海外からも引く手あまただ。今夏はロシアのルビン・カザンから正式オファーを受けたほか、オーストリアやスイス、イングランドの古豪アストンビラなどが獲得に乗り出した。今月のリーグ戦にはさらにポルトガルやオランダのクラブの強化担当者が視察に訪れる予定だという。

 ウズベキスタン戦では指揮官から攻守とも個人指導を受けた。「クラブに戻ってもそれを練習で実践しています」とハーフナー。1月のアジア杯決勝のオーストラリア戦で李が決勝点を決めたのを最後に1トップ(センターFW)には得点がないだけに、J屈指のストライカーに成長したハーフナーにかかる期待は大きい。ベトナム戦で代表初ゴールを決めれば、全ての道が開けてくる。

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2011年10月5日のニュース