ザック“宝刀”再び　３―４―３でベトナム戦へ

コーチと話すザッケローニ監督

日本代表合宿

（10月4日）
　ザッケローニ監督が７日のベトナム戦で３―４―３布陣を起用する可能性が高まった。関係者によると、合宿２日目も非公開で３―４―３を徹底指導した。

　まずは練習前のミーティングでウズベキスタン戦の映像を見ながら反省点と課題をあぶり出した。背景にあるのは本田の離脱。従来の４―２―３―１のシステムはトップ下を担う本田を欠いたままでは機能しないと判断。トップ下を置かない３―４―３はザッケローニ監督にとって“宝刀”と言えるシステム。今後のチームづくりを見据えた場合、親善試合のベトナム戦はうってつけのテストの舞台となる。

　関係者によると、指揮官はミーティングで「ベトナムをなめてはいけない」とゲキを飛ばしたという。ＦＩＦＡランク１３０位ながら２次予選でカタールを２―１で下しており“仮想タジキスタン”と位置づけるには不足のない相手となる。