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“美容番長”襲名?川澄「にきびケアしたい」に業界動いた

[ 2011年9月16日 06:00 ]

4対2のパス回しで、ボールの取り合いで笑顔を見せ合う川澄(左)と沢

 “おしゃれ番長”が“美容番長”になる。なでしこジャパンのFW川澄奈穂美(25=INAC)の元に、にきびケア商品のCM出演などのオファーが届いていたことが15日、分かった。ロンドン五輪最終予選を終え、12日に中国から帰国した際に「にきびのケアがしたい」とコメントしたことに美容業界が反応した。川澄らINAC所属のなでしこジャパンの7選手はこの日、INACの練習に合流した。

 国民的アイドルの異変を放っておくわけにはいかなかった。中国で行われた五輪最終予選の終盤から、川澄の頬にはポツポツとにきびが目立ち始めた。“おしゃれ番長”にとっては悩みの種だったようで帰国後「やりたいことは?」と聞かれると「にきびのケアをしたい」と即答。その一言が美容業界を動かした。

 INAC関係者は「3社ほどからCM出演やモニターなどの依頼がありました」とにきびケア商品を扱う化粧品メーカーからオファーが舞い込んだことを明かした。クラブに商品を送ってきたメーカーもあったそうで、なでしこジャパンでトップクラスの人気を誇るシンデレラガールならではの反響だ。INAC関係者は、依頼の受諾について「本人と話し合って考えたい」と話したが、前向きに検討するという。

 帰国から3日たったこの日は肌の状態もだいぶ改善し、兵庫県三木市内で行われたINACの練習にも合流。疲労を感じさせず、紅白戦など2時間以上のメニューをこなし「全勝優勝はみんなが公言していること。チーム全員で戦いたい」と23日のリーグ再開初戦千葉戦に向け主将としての責任感を漂わせた。

 12月には全日本女子選手権も開幕。年明けまでハードスケジュールは続くが、ネイルなどおしゃれに気を使う“おしゃれ番長”としては肌のケアも大事。美肌を取り戻して今度は“美容番長”を襲名するかもしれない。

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2011年9月16日のニュース