悔し涙の近賀「自分のせいです」

＜日本・北朝鮮＞後半ロスタイム、日本は北朝鮮に同点ゴールを決められる
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ロンドン五輪アジア最終予選 日本１―１北朝鮮

（9月8日 山東）
　流した悔し涙が、ロンドンでの金メダルに向けた血となり肉となる。試合後、取材エリアに姿を現したＤＦ近賀の目は真っ赤だった。それでも足を止め、気丈に声を絞り出した。

　「自分のせいです。一つのミスで勝敗決まっちゃうのが、こういう試合」

　最後の最後に悪夢が待っていた。１点をリードした後半ロスタイムだ。近賀のクリアミスを相手に拾われ、その折り返しをＭＦキム・チョランに決められて１―１のドロー。攻守にわたって走り回り、疲労で足が止まった状態だっただけに責められないプレーだったが、本人は試合後のクールダウンでピッチ上に寝っ転がり、頭を抱えた。