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海堀ロスタイムに痛恨失点「結果はしっかり受け止める」

[ 2011年9月9日 06:00 ]

<日本・北朝鮮>前半、シュートを止めるGK海堀

ロンドン五輪アジア最終予選 日本1―1北朝鮮

(9月8日 山東)
 最後の最後でゴールを破られた。後半ロスタイム、シュートに反応して左に跳んだGK海堀だったが、ボールは無情にも伸ばした両手を越えた。

 「結果はしっかり受け止め、先があるので切り替えたい。そこまではゼロに抑えられていたけど踏ん張りきれなかった」

 中国の敗戦で結果的に五輪出場を決めたが、自力突破へ勝利を誓っていた北朝鮮戦では苦戦を強いられた。押し込まれる時間帯も多く、ボールの処理に飛び出した前半10分にはDF近賀と動きが重なるなどピンチが目についた。

 後半13分には体を張ってゴールを守る場面もあったものの、自ら「DFの背後に入れられたボールに対する連係が課題」と認めていた瀬戸際のプレーで綱渡り。何とか無失点でしのいでいたが、神経をすり減らした息詰まる接戦の末にゴールを許した。

 優勝したW杯決勝の米国戦ではPK戦の2セーブなどでプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた守護神。確かにこの日は勝ち点3を逃す痛い結末となったが、反省は五輪で生かせばいい。W杯に続く“世界制覇”に向け、新たな挑戦が始まる。

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2011年9月9日のニュース