×

独で決定力に磨き 永里優“復権”アピール弾

[ 2011年8月28日 06:00 ]

紅白戦で矢野(右)とボールを競り合う永里優

なでしこ合宿最終日

(8月27日 岡山・美作市)
 FW永里優季(24)が“復権”をアピールするゴールを決めた。主力組の2トップでプレーしていた紅白戦の後半23分、MF宮間の左足のアーリークロスを右足で合わせてゴールネットを揺らした。

 「イメージしているものに少しずつ近づいている。ドイツに行って引き出された得点感覚が、代表でも出せるようになった」。ポツダムに移籍して磨いてきた決定力が、代表でもしっかりと出始めていることに手応えを感じていた。

 W杯では準決勝のスウェーデン戦と決勝の米国戦で、スタメンの座をFW川澄に譲った。前線からのプレスを求めるチーム戦術を徹底することができなかったためだった。だが、今合宿では25日の練習試合でハットトリックを決めるなど圧倒的な得点力を見せつけており、佐々木監督も「バランスを意識して、得意な動き出しや他を生かす動きをしていた。一皮むけた」と評価。「ゴールの生み出し方にこだわりたい。偶然ではなく、全て意図して生み出したい」と意気込む永里優の動きが、ゴールと勝利を生み出していく。

続きを表示

2011年8月28日のニュース