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コンサ新助っ人「馬追いかけ」鍛えた100メートル10秒台

[ 2011年8月13日 10:20 ]

ヘディングでパフォーマンスを見せるレモス

 札幌に新加入したFWレモス(21)が12日、チームに合流。ライフワークの乗馬を封印して、昇格に導くことを誓った。実家はブラジルの首都ブラジリアで牧場を営み、幼少時から馬や牛と生活していた助っ人は「まずは勝ちたいし、サッカーに集中したい。勝って、気分良く馬に乗りたいね」と宣言した。

 レモスにとって、馬との決別は何よりも苦しい。しかも北海道は日本有数の馬産地。しかし、それだけサッカーに、そしてこのチームに懸けている証だった。「早くチームの一員になれるように努力したい。点を取りたいね」。武器は100メートル10秒台という脚力だ。その足も「牧場で牛や馬を追いかけていたから、鍛えられた」という生粋のカウボーイだ。

 この日は、ランニングなど軽めのメニューで調整。週明けにメディカルチェックを受け、早ければ21日の京都戦(函館)でデビュー予定。07年に所属したザルツブルク(オーストリア)で元日本代表MF三都主に公私で世話になったというレモスは「“日本に行ったら母国に帰りたくなくなる”と言われたけど、本当にその通りだよ。活躍して昇格したいね」。魅惑の快足を飛ばし、札幌を昇格ロードへと導く。

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2011年8月13日のニュース